水飲み鳥を永久機関に近づけたい
永久機関とは
永久機関には、第一種永久機関と第二種永久機関というものがあります。
第一種永久機関とは、外部からエネルギーを受け取らずに仕事を行い続ける装置のことを指します。
科学者、技術者の精力的な研究にも関わらず、第一種永久機関が作り出されることはありませんでした。
もうひとつは、熱力学第一法則を破らずに実現しようとしたのが第二種永久機関というものがあります。
これは、仕事を行う部分を装置内に組み込み、ある熱源から熱エネルギーを取り出しこれを仕事に変換し、仕事によって発生した熱を熱源に回収する装置が考えられました。このような装置があればエネルギー保存の法則を破らない永久機関となるわけです。
まさに、水飲み鳥も気化熱を利用して、熱を放出することにより自分自身の頭部を冷やすが放出した熱は部屋の温度に吸収され再利用されるため、一見上記の仕様に合致しているともいえる考えられます。
しかしながら、コップに注がれた水は、水面からの蒸発や、水飲み鳥のくちばしから吸うことによりその水位が下がるので、水位が下がりすぎるとくちばしに水がじゅうぶん浸らなくなり、止まってしまいます。したがって、3~4日に1回は水を足してあげないとなれば、なんと世話のかかるかわいいペットなのです。世話のかかるかわいい子供みたいです。
そもそも世の中に永久機関が存在するかどうかという話がこれまで論議されていますが、この水飲み鳥は少量の水だけでこれだけの大きな動きをするのだから驚くべきことです。
半永久機関
ここで、上記の説明でとりあげました水飲み鳥について、もし長期間自動で水を供給してあげる装置があって、3~4日に1回水を足してあげるところを1ヶ月に一度とか、3か月に一度とか、1年に一度とか、またそれ以上の期間にできるのあれば、世話もそんなにかからない半永久機関に近づけることができるということになりますよね。
私どもでは、ことを可能にした水飲み鳥専用自動給水器を発案し、特許申請中です。