水飲み鳥とコイルと磁石
水飲み鳥の動きを利用してそのエネルギーを電力として取り出せないか?
このことについては、少数の人ですがその可能性を求めて実際に実験をし、検証されています。
水飲み鳥のくちばしの先に水を浸すと、気化熱により液が上がってきてその重心が上がってくるためまるで水を飲むかのように前に倒れてコップの水にくちばしをつける。すると構造上の原理で水が下部に戻り、重心が下がり、起き上がるという振り子のような動作を繰り返します。この動作を利用し、水飲み鳥のお尻に磁石をつけ、その下にコイルを置いて、鳥の振り子動作に合わせて磁石がコイルに近づいたり離れたりすることで、電磁誘導により電流がが発生します。
でんじろう先生の実験(テレビで公開)や大学の研究室での実験についてが、Webで紹介されています。
この繰り返しで発生する電流をコンデンサに貯めることにより、LEDを表示させたり、電子時計や簡単な回路のラジオを数分間動かせるといいます。
現在の結果、水飲み鳥の振り子の力は、残念ながらかなり小さく、数グラムの単位の障害物があれば停止してしまうほどです。感覚的なもので推定して、2~3g程度と思われますので、当然このままでは、数mA程度の電流の発生しか期待できませんので、時間をかけてコンデンサなどに充電して、その電力を確認できるかどうかというところです。
今後の新たなアイデアを期待したいところです。