水飲み鳥の動作

水飲み鳥のコップの水の減り方・連続動作期間

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水飲み鳥のコップの水はどのように減っていくのか?

水飲み鳥に与えるガラスコップの高さは、水飲み鳥が前にかがんだ時に丁度くちばしがじゅうぶん濡れる位置に液面が来なければならない。少しでもくちばしが水にあたればいいかというとそうでもありません。いずれの季節、どのような天候、温度、湿気などにもめげずに止まらずに動き続けるためには、出来る限りしっかりとくちばしを水に浸してあげることが重要になります。

コップの水の減り方

水飲み場のコップの水の減り方は、
水飲み鳥がくちばしで吸い上げる水の量+水飲み場の水面からの水の蒸発
となります。
私が観察した水飲み鳥をセットしない場合のコップの水の表面からの水の蒸発は、コップの大きさには関係なく湿度48~52%、温度は25~28℃で、
1.2mm(水位)
となりました。コップのサイズは3種類、大中小と容易しましたが、全て同じでした。この値は、当然、温度や湿度により変わりますが、このことは、コップの大きさにかかわらず同じで、変化の条件は、水位のみとなっているわけです。
大きいサイズのコップを容易した場合、体積が大きくなるので一見、水位が下がるのは少ないのではないかと思われがちですがそうではありません。
コップのサイズが大きければ大きいほど、空気に接する面積は大きく、小さければ小さいほど空気に接する面積が小さくなるのでコップのサイズは関係がないのです。

それから、水飲み鳥をセットした場合のコップの水の表面からの水の蒸発は、同上の同じ条件で、
2.7mm(水位)
となりました。つまり、水飲み鳥が水にくちばしを浸すことにより吸い上げる水の量は、
2.7mm-1.2mm = 1.5mm(水位)
となります。(下写真のコップサイズを使用した場合)
ただし、このくちばしから吸い上げる水の量はコップの大きさには関係ありませんので、大きなコップをセットすれば、下がる水位も少なくなることは予想されます。
この関係はしっかりデータ取りをする必要がありますので後日実施しようと思います。

くちばしが水に浸る可能最長の長さは、約20mmです。うまくセットして最大15mm浸るとした場合、5mmまで少なくなったことを条件とした場合、10mm浸るところから1日に2.7mmづつ少なくなるとすると、
10mm÷2.7mm = 3.7日
となり、コップに水飲み鳥が1羽セットの場合で、3~4日程度で水位が不足し止まってしまうことになります。(下写真のコップサイズを使用した場合)

もし、ひとつのコップに2羽セットした場合、1日に4.2mm水位が下がりますので、2~2.5日で、くちばしに水が十分浸からなくなり止まってしまうことが予想されます。(ただし、下写真のコップサイズを使用した場合)

一般的なガラスコップの水を飲む水飲み鳥

一般的なガラスコップの水を飲む水飲み鳥




今後の計画

データ取りが、もう少し詳細でないと思いますので、コップの各サイズの場合の水飲み鳥のコップの水の吸い上げ容量と水位の関係などを含めて、わかりやすい実験を実施する予定です。

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